披露に来られる

写真は「梅湯(ばいとう)」と呼ばれる、お寺を訪れたお坊さんにお出しする飲みものです。
茶台に載せられた器にはお砂糖を溶いた湯が注がれ、梅干しを先端にあしらった箸が添えられています。

梅湯はちょっと特別なおもてなしです。今日は、住職寺の教区(隣組)の和尚さんが晋山式(しんさんしき-住職襲名披露の式)をされるにあたり、そのごあいさつに見えられたので用意しました。

そのあいさつのことを私たちは、「披露(ひろう)」と言っています。
来られたらまず、書院の床に向かって披露物(ひろうもつ)を置かれます。披露物とはあいさつの品で、お線香などの消耗品が多いかな・・。
次に私は、その披露物に熨斗とともに添えられた、拝表(はいひょう)という短冊のようなものを見て来寺の意(今回なら晋山のあいさつ)を確認し、向こう向きに回転させて床の上に供えます。
最後にお互い向き合ってお拝をしあい、言葉でのあいさつをし始めるのです。

新住職は同級生なのでじっさいは気楽な雰囲気ですし、また来寺の意なんて最初からわかってるんですが(笑)、こういう儀礼的なやりとりって、「ああ、オレって坊さんだなぁ」と思っちゃうのですよね。
晋山式は今秋。私も役付きでがんばりまーす。

8 Replies to “披露に来られる”

  1. > 管理人様
    かつて、どこまでも歩いて行かねばならなかった時代には、この梅湯は、砂糖と梅干しと、疲労回復に大いに役立ったことでありましょう。今は自動車で移動することが多いわけですけれども、こういうところにかつての気遣いが残るのは、良いことですね。

  2. おお!!晋山式ですか。
    そりゃお目出度い事です。shosenも役付き助法との事。
    この秋が楽しみですね。

  3. tenjin95さん
    ありがとうございます。
    なるほど、糖分はエネルギーに、梅干しは体調回復にすばらしい効果がありそうですよね。
    私は甘党なんで、梅湯けっこう好きなんですよ(笑)

  4. 青龍寺和尚さん
    ありがとうございます。
    はいー、ご慶事はやっぱりいいものです。
    配役も、どちらかというと慣れた役なので、まあ気楽に行ってきます。

  5. 昔の人は実に利に適ったことを
    おもてなしとして、行なって
    きてますよね。お見事です。
    勉強になりました。

  6. ジャックさん
    ありがとうございます。
    梅湯は日常ではお目にかかりませんので、やはりハレを感じさせます。
    おっしゃるように、こういうことが伝わってきていることに感謝ですねー。

  7. こんにちは。
    そういえば・・・・修行時代に番茶に梅干と砂糖を入れて飲んだって・・・・
    夫から聞いて、
    ゲーッって思ったのですが・・・・
    もしかして、疲労回復の為だったのですね。
    真冬に行脚に行くと、お布施の他に梅干を貰ったと聞いた事もあります。

  8. ぶんままさん
    ありがとうございます。
    えー、番茶に砂糖ですか。そ、それはちょっとミラクルな味では(笑)
    papaさんチャレンジャーやな。。
    冬に梅干しを頂くって、なんかステキでいいですね。

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