曹洞宗両祖忌です

今日は曹洞宗のたいせつな日。両祖と仰ぐ、道元禅師と瑩山(けいざん)禅師のご命日であります。
道元禅師は鎌倉時代初期のひと
曹洞宗を日本に伝え、大本山永平寺をお開きになり、『正法眼蔵』という書物をお書きになった、、
瑩山禅師は鎌倉時代後期のひと
曹洞宗が日本に広まる基礎を築かれ、大本山總持寺をお開きになり、『伝光録』という書物をお書きになった、、
として知られます。いずれも、お釈迦さまの教えを、正しく体得されお伝えになったことに違いはありません。
そのおかげで、私たちも、その時代の中で「いかにすれば、力強く、しかも安らぎに満ちて生きられるか」ということを探すことができます。
どうかみなさまには、それが毎日の、あたりまえの日常にあることがお気づきになれますように。
疑いと不安の中にあるとき、伝わってきたお釈迦さまの教えが、その道を照らす明かりとなりますように。

秋味来てるよ

いつの間にやらお彼岸も去っていきました。まだ残暑、「暑さ寒さが彼岸から」という趣すらありますな。
さてさて、春秋のお彼岸中にはいつも1日住職寺に行ってまして、この秋は一昨日、結願の日でありました。
写経を納めるお勤めをしたり、総代さん方とお話ししたりです。総代さんの奥さんが、マムシに噛まれて入院されたらしく、ビックリもしていました。
9月ころはマムシの出産時期ですから、一番危険なんですよね。治療では血清と違い、とにかく点滴で毒を流し出しているそうで。血清が逆にショック状態を引き起こす例もあるみたいですね。なんにしても、早い快癒を祈っています。。
 

住職寺は京都府中部。昔の国名で言う「丹波」です。ワインや、小豆などの豆が有名かな。写真は「紫ずきん」というブランド名の、黒豆です。ゆでて普通の枝豆みたいに頂きます。
いよいよ美味しい秋がやってきましたよー。

興聖寺法要に行ったハナシ

お寺も家系といっしょで、分家分家で増えてきた歴史があります。
本家を「本寺(ほんじ)」、分家を「末寺(まつじ)」と言います。
住んでる寺の本寺は京都府宇治市にある興聖寺(こうしょうじ-こちらとかこちら)というところです。

ここは、道元禅師が日本で初めて開かれた、曹洞宗の道場です。禅師の当時は今よりずっと北、京都市の深草というところにあったようです。
ところが、映画『ZEN』でも出ていたように、禅師は京都を逃れ福井に移り、その後の興聖寺は寂れていってしまったのです。
それから400年ほど経った江戸時代初期、淀藩の初代藩主・永井尚政(ながいなおまさ)が、自身の領内でそういう歴史があったことを知り、興聖寺を現在の地に再興されました。伏見城の遺構も使われ、血染めの天上や鶯張りの廊下が今も残っています。また、住職には当時名が高かったらしい、萬安英種(ばんなんえいしゅ)老師が招かれました。
そういうわけで、現在の興聖寺では、永井公を開基とし、萬安老師は中興の祖としてご開山(初代住職-ここでは道元禅師)なみの扱いで敬意を表しているのです。
 
という長い前振りでしたが、、スミマセン、以下も曹洞宗関連の方か、リアルの私をよくご存じの方向けになっちゃいます・・

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The Beatles Box

B002FVPL9M ザ・ビートルズ・ボックス
ザ・ビートルズ
EMIミュージックジャパン 2009-09-09

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やっとやっと通して聴きました。時間かかってしまった・・。
言わずと知れた(?)ビートルズのオリジナルアルバム全リマスター版です。ステレオボックスとモノラルボックスがあって、もちろん両方欲しかったのですが、さすがに高価で断念。ステレオ版だけ購入しました。
前のCD化が1987年からだったそうですね。私はまだ学生で、ちょっとずつそろえていきました。その旧版と今回のをくらべてみるとたしかに違います。
まず音量がぜんぜん違いますよね。また、各楽器の分離が鮮明になったように思えます。音が洗われて、くすみや汚れが取れた感じかなぁ。おかげで、とくにリズム隊の力強さがぐーっと増しましたね。ポールとリンゴのうまさを再確認したような気もします。
 
ああ、しかしあらためて全曲聴くと、ビートルズはポピュラー音楽を塗り替えたんだな、、と思いますね。
ロックにとどまらぬセンスに裏付けされたメロディ。実験大好きなのに、どんな過激な音作りをしても、それがちゃんとポップになって、ビートルズの音となる。
そして、やっと気づきましたが、彼らのコーラスはほんとうに美しいなぁ。4人ともリードヴォーカル取れるんだものな。あたりまえか。
 
リミックスやリマスターとしては以前にも、『イエローサブマリン・ソングトラック』や『1』がリリースされました。
そのときは派手な感じで、「愛こそはすべて」のブラスや「イエローサブマリン」のコーラスなんかびっくりしたのを覚えています。今回はそれが全曲にわたって・・ということなのですが、あくまで原音に忠実に、との話しも聞きます。「派手な部分をより派手に」というよりは、「曲の基盤をさらに強化した」と言えるでしょうか。
 
さてさて、なにかご紹介しようにも選べないところ・・。
とりあえず、私が高校生のとき、初めて「これがビートルズか」と意識した曲を。ガムのCMソングに使われたんですよね。セカンドシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」
もちろんリマスターの音です。可能な限り大音量で再生し、「カモン・カモーン」っていっしょに歌ってみてくださいね(笑)
 

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男 [DVD]
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2009-11-20
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またまたTSUTAYAの100円レンタルです。お彼岸前に借りていて、ヘトヘトの体でやっと見ました(笑)
1957年ですから、50年以上前の作品ですね。モノクロです。
この映画、1時間半くらいの長さで、なんと舞台は会議室の中だけ。せまくて暑い部屋で12人の男達が口角泡飛ばして、ある少年について有罪か無罪か議論を延々続ける話です。
で、それがまた非常におもしろいんですよね。
 
スラム出身の18歳が、父親殺しで逮捕され裁判にかけられます。裁判後、別室で陪審員たちは評決を下すべく話し合うのですが、状況証拠は少年の有罪を示すものばかり。
議論は「有罪で死刑に決まってる。早く終わらせちまおうぜ」というおざなりな雰囲気で始まります。ところがただひとりが無罪を主張。人ひとりの生死をそんなに簡単に決めていいのか、、という問題提起から、俄然白熱したものとなっていきます。
提起をしたその主人公(ヘンリー・フォンダ)も、少年が無罪だと確信しているわけではなく、疑わしきは罰せずという態度なのですね。ただまぁ、そういう目で見ると、絶対だと思われた証言も、本当にそうなのか、証人の思い違いではないのか、、という疑問がもたげてくるわけです。
12人それぞれ、多様な人物設定での大熱演。冷静な人物から偏見に満ちた感情丸出しの人物までバランスいいですね。
 
今、日本でも裁判員制度があります。陪審員とは違いますが、人の運命を握るような非常に責任の重い部分では重なりますよね。この作品では、少年が本当は有罪なのか無罪なのかは語られていません。むしろ、そういうところに関わる人たちの、真摯な態度とはどういうものか、、ということを訴えているように思えました。ひさびさに社会派ってヤツを見てしまいましたよ。

秋彼岸お中日でした

住んでる寺では施食会という法要で、大勢のおまいりがありました。
ムスコズも休みゆえ、丸坊主にして法衣を着て参加です。

法要では、おまいりに来られたお宅、1軒1軒のお名前を書いてご先祖のご供養をいたします。
上の写真、これは水塔婆(みずとうば)と呼ばれるもので、高さ30cm強、幅7cmほどのペラペラした板の塔婆です。
頭に先祖代々と記され、その下にお名前をお書きします。法要の最後に、導師が1枚ずつ読み上げて回向しているのです。
中日にして、うちのお彼岸は実質終了。疲労困憊、、というよりは超眠いっす。。

9月の海はクラゲの海

ここ数年、大量発生のニュースを聞くエチゼンクラゲ。今年も被害が出始めているようですね。日本海側に多いのでしょうか。韓国でも漁業にダメージがあるみたいです。(ご参照 → こちら
海水浴に行っても、お盆を過ぎるとクラゲが出る、、なんてよく言われました。どちらかというと秋のイメージかしら。
ところが俳句の季語は夏だそうで。そのときは漢字で「海月」と書くようです。
 
9月にクラゲというと、もう、ムーンライダーズですよね(ホントか-笑)
彼らの曲ではいちばん好きなんですよ。「9月の海はクラゲの海」 YouTubeこちら
この歌詞はサエキけんぞうの手になるもの。恋の歌ですね。しみじみムーンライダーズの詞はオトナ向きだなぁ。 全歌詞こちらです
 
ちなみにバンドのリーダーで、この歌を歌っている人(鈴木慶一)は、味の素のCMで香取慎吾扮する陶芸家見習いの、師匠役をしている白髪のおじさんなんだよん。

夕暮れをすぎて

4167705788 夕暮れをすぎて (文春文庫)
Stephen King
文藝春秋 2009-09-04

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キング久々の短編集です。中編ほどの長さからごく短い小品まで、7編が納められています。
キングの真骨頂はやはり長編にあるものとは思いますが、短編も捨てがたい、、というか、短編にしかない強い魅力も感じますね。
 
たとえば、この3つが印象に残りました。
愛娘を亡くし、しかも離婚係争中の主人公女性が、父親の別荘に移り住んでから出会ってしまった悪質な犯罪の罠 『ジンジャーブレッド・ガール』
わりと往年のキング節でしょうか。サイコな殺人者と、強ーい女性との戦いです。
高いコレステロール値を指摘され、ダイエットを決意したイラストレーター。ところがエアロバイクに乗るたび催眠状態に襲われます 『エアロバイク』
B級キングの面目躍如ですね。過ぎたるは及ばざるがごとし、という話しです。
9.11の日、たまたまワールドトレードセンタービルにある職場に行かなかった主人公。彼のもとに、テロで亡くなった元同僚が使っていた持ちものが現れます。『彼らが残したもの』
あのテロ事件にキングが言及する、これは特筆すべき作品だと思います。内容は『アトランティスのこころ』を思わせるような、きゅんとする物語です。
 
長編にあるような壮大なテーマこそ見られませんが、その場の状況を丹念に追うその筆致には圧倒されますね。キング健在を印象づけて、ファンとしてはうれしいですー。
このあとは長編がひとつ、その後、この短編集の後半部が日本で刊行される予定です。さらに今秋には、アメリカでかなり大部の作品が発表されるそうで、まだまだ楽しませてもらえますー。

秋彼岸に入りまして


うちはお中日が法要なので、ぼちぼちその準備などしております。ふだんはしまってある、紅葉のふすま絵も出してきました。
外回りの合間をぬって掃除して、お客さんの対応をして本堂のお飾りもして、、という毎日です。
お彼岸は日本独特の行事と言われています。
大同元年(806)、崇道天皇のために、全国の国分寺の僧に春秋2回、7日の間、金剛般若経を読ませたというのが、そのルーツとされています。
崇道天皇といえば、怨霊話しですね。お彼岸の最初は、荒ぶる霊をなぐさめる意味があったのでしょうか。
また、お彼岸は、太陽が真東から上がり真西に沈む日を中心に7日間あり、太陽信仰も連想させます。そこから、豊穣を祈る気持ちも浮かんできそうです。
今お彼岸は、お盆と並んで先祖祭りの行事となっていますね。
みなみなさまにおかれましては、ご先祖、または近しい故人の前で謙虚な姿勢を得て、生きている感謝と、その恩にむくいる日々でありますように。
その道行きが、仏さまによって照らされて、不安のない人生でありますように。

GoGo! コカコーラ

もう半月ほど前になるのですが、コカコーラ京都工場の見学に行ってきました。
ここは予約制で人気が高く、休みの日はなかなか入れませんのですよ。行けたのも、運が良かった、、と言えるほどでしょうね。
 

工場外観です。白と赤が基調となってます。
 

正面玄関のオブジェ。ここも基本色の赤ですね。炭酸のシュワーっていう感じを出しているのでしょうか(笑)
 

もはや懐かしさも感じる、コーラの瓶。となりには古い型の自販機もあって、ちゃんと買えるようになっています。
 

工場内にはこういうカウンタースペースもあります。
コーラはもちろん、アクエリアスやコーヒーのジョージアも無料で試飲できます。
ちなみにコカコーラは、アメリカのアトランタが発祥の地で、そこからジョージアという商品名が来ているみたいですね。
 

コーラができるまでのチャート。
じっさいの工場ラインも見学しますが、そこは撮影禁止なので写真なしです。どんどん高速で完成していく缶を見ているのは爽快な感じでした。こういう機械を生み出す技術にも、単純にすごいなぁ、、と思います。
 

せっかくなのでおみやげも買いました。
左はチチのトランプ。右は見学者みんながもらえる、ペットボトルカバーです。
 
アメリカの「ビジネスウィーク誌」で毎年行われている「世界ブランド番付」で、コカコーラは9年連続で1位なんだそうです。(ご参照 → こちら
ブランドには歴史と、その伝統を守ってきた誇りもあるでしょう。また、それに安住しないエネルギーも併せ持たなければ、9年連続1位は取れないのでしょうね。
ちなみに、今あたりまえに思う赤い衣装のサンタクロースは、コカコーラが宣伝で作ったイメージなんだそうで。これは私知りませんでした。。